鎌倉の気になる居酒屋、長兵衛に行く。
週末前後を嫁さんの実家のある鎌倉で過ごすようになって2年になるが、鎌倉で飲むということはほとんどない。というのも、週末は家で食事をするのでわざわざ外で飲むということがないからだ。いい店がいろいろありそうなだけに、ちょっと残念といえば残念である。
先日たまたま食事をして帰らなくてはならない日があり、そんな店のひとつ、長兵衛に行ってきた。ケーブルテレビでやっている「居酒屋紀行シリーズ」で紹介されていたのを見て、ぜひ行ってみたいと思っていた店である。
(ちなみにこの番組は、本業グラフィックデザイナーという太田和彦が日本全国の居酒屋やバーを回り、いかにも旨そうなアテで旨そうな酒を飲みつつ独り言のように感想を語るスタイルで、この人の人柄とお店の雰囲気がよく伝わってくる。そこらの派手なリアクション付きのいいかげんなグルメ番組とは大違い。)
さて店の前に着くと、さすがに鎌倉で古くから通う客の多い店だけあっていい雰囲気が漂っている。中に入りカウンターに座る。まずはビールの小瓶を1本。アテに石鯛の刺身を頼む。品書きを見ると仕入れていた情報通り「越乃寒梅」が安く飲めるようだ。それは次回に置いておいて、次は「立山」を冷やで一杯。アテは衣かつぎ。そして「浦霞」をやはり冷やで一杯。今日はこれで終わりとちびちびやっていると、主人が豆腐をつぶしたようなものを手のひらで円形にまとめ揚げ出した。さっき向こうの客が頼んだ「自家製かんもどき」だ。揚げたてのこのがんもどき、絶対旨そうだ。最後にいただいてほろ酔い気分で店を後にする。
期待した通り、何度も通いたくなる店であった。
■旅チャネル 全国居酒屋紀行HP
http://www.tabi-ch.net/regular/izakaya/#
★★★★
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