2007年5月アーカイブ

『市場食堂』なる本がある。その中で紹介されている横浜中央卸売市場南部市場内の南部食堂。海鮮丼を食べに先日ようやく行ってきた。

南部食堂(海鮮丼)/新杉田

市場食堂と言えばまず思いつくのは築地だが、その他にも焼津など車の旅の中で何ヶ所か立ち寄ったことがある。旨いものに出会える気がして結構好きなところだ。昨年まさにその市場食堂を紹介する本を見つけた。本の副題に「全部うまい!」とあるように出てくる写真を見ているだけでたまらない。その中のひとつJR根岸線新杉田の近く、R357沿いにある横浜中央卸売市場南部市場内の南部食堂に行ってきた。

南部食堂は場内の一番奥の方にあり、中に数件お店が入っている。各お店のカウンターで注文し、空いているテーブルに持っていって食べるというカフェテリアスタイル。今回食べたのは本の中で一番目を引いた鈴という店の海鮮丼。豚汁、サービスの揚げ物までついたこれでだけの内容で1600円。イカ、中トロ、マグロ、エビ、カニ、イクラなどが惜しげもなくドーンと入っている。よく高いだけで見かけ倒しの海鮮丼を出す店があるがさすがに市場内。イカや中トロが旨い!ちょっと贅沢ではあったが納得の昼飯であった。

写真1写真2 写真3

★★★★

昨日の土曜日はウン年目の結婚記念日。何か旨いものを食いに行こうということで嫁さんと長谷の以ず美に寿司を食べに行った。

以ず美(寿司)/鎌倉長谷

元々はイタリアンにでも行こうと考えていたのだが、前に見つけた鎌倉の旨い店をいろいろ取り上げている方のブログに長谷の以ず美という寿司屋が紹介されているのを見て、無性に行ってみたくなった。11時頃にダメもとでお昼の食事で入れるか電話をしてみるとテーブル席ならOKとのこと。12時からと言うので江ノ電で早速向かう。

12時ジャストにお店に着くと他の客はまだおらず。店内にはカウンターが8席と4人掛けのテーブル席が2つ。テーブル席だとちょっと残念だと思っていたが、カウンター側が見える壁側に2人が並んで座れるように席を用意してくれていて、心遣いを感じた(写真1)。
電話で聞いていたように基本はおまかせ。きらいなものがないか聞かれるが我々夫婦にはそんなものはない。にぎりの前に少しつまめるものをお願いする。

最初に出てきたのがのれそれ(写真2)。穴子の稚魚で嫁さんは多分初めてだろう。冬に四国から始まって徐々に産地が北上し、今は福島の方までいっているとのこと。次にバイ貝の煮付け。煮汁も旨いので飲んでと勧められる。余分な味付けはなくバイ貝固有のダシが出ていて確かにおいしい。さらにこれも珍しい水だこの卵(写真3)。ここまででも嫁さんを連れてきた甲斐がある。

さてここからいよいよにぎり。6艦ずつ横長の皿に盛られて出てくる。味の薄いものから順に並べているので左から食べていってほしいとのこと。まず一皿目。烏賊に始まり平目、甘鯛、海老、こはだと続く。ご主人が江戸前にこだわっており、一つ一つ丁寧に手をかけているのが伝わってくる(写真4)。甘鯛のネタッとした感じがまたたまらない。醤油がなくても十分なので醤油皿がないことさえ気付かず。
一艦ごとは上品でやや小ぶり。一口で食べるのにちょうど良い大きさ。ネタとシャリのバランスが大事とのこと。

ひょっとしてこれで終わりかと思っていたら二皿目がくる。今度は中トロ、マグロ、鳥貝、赤貝、カステラ玉子(写真5)。マグロは食べ頃をみて2日間熟成。カステラ玉子は海老をすって入れ90分間蒸したもの。奥さんの話ではご主人は仕入れてきてからお店を開くまでずっと仕込みに掛かりきりだという。ちなみにネタは地物ではなく全て築地で仕入れ。地物は安定しないので使わないらしい。
折角なのでもう一皿お願いする。今度は鯵、煮蛤、穴子、鯖など(写真6)。穴子は煮切りの上に塩がパラリと振られいいアクセントになっている。

更に追加でウニとイクラを頼む(写真7,8)。これらはよく海苔を使って軍艦になっているがここは海苔なし。来たことのある人のコメントを読むと海苔の香りを避けてとのこと。先ほどの穴子と同様にウニにも塩がパラリ。ウニの味が引き立って旨い。
ついつい酒もすすみ昼から六歌仙の冷酒を小瓶で2本。今日は他のお客が来るのが遅れたのが幸い、ご主人や奥さんといろいろと話ができたのがまたよかった。嫁さんも大喜びで、いい記念日となった。

写真1写真2 写真3
写真4写真5 写真6
写真7写真8 写真9

以ず美 [ すし ] - Yahoo!グルメ

3月の解禁からほぼ毎週土日に食べている腰越漁港のシラス。
釜揚げシラスももちろん旨いが、なんと言っても鮮度が命の生シラスが最高!

生シラス

3月の解禁以降、腰越漁港の入り口に行くとその日獲れたてのシラスを釜揚げしてネットの上に広げ半生に乾かしているのが見える。ここではこの釜揚げシラスだけでなく、早い時間に行くとその日にしか食べられない生シラスを買うことができる。釜揚げシラスは18cmx11cm、生シラスはもう一回り小さいパックに満杯入っていずれも500円。これだけ入ってこの値段は満足度◎。

釜揚げシラスも適度な塩気があっておいしいが、特に日持ちのしない生シラスは舌の上でコロがすとプリプリっとしっかりとした食感があり、これほどの鮮度のものはなかなかないだろう。しょうがをすってちょこんとのっけて醤油をたらして...、ああ幸せ。

写真3は4月に入るころまで売っていた生ひじき。これもあっさりしていてポン酢で食べると旨い。

写真1写真2 写真3

タケノコ

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鎌倉は海の幸あり、山の幸あり。本当にありがたい。
ちょっと前の話になるが、GWに鎌倉山にタケノコを掘りに行った。

タコノコ

山に小さなクワを持って行き、よっこいよっこいとまわりを大事に掘る。25cm~35cmまで大中小と汗ばみながら3本の収穫。持ち帰ると嫁さんのお母さんが姫皮の炒め物や煮物など旨そうなアテを3品作ってくれた。さっそくデッキで夕焼けを見ながらビールをぐびぐび。自分で収穫してきたアテでの一杯は、また格別である。

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