以ず美(寿司)/鎌倉長谷

| コメント(0) | トラックバック(0)

昨日の土曜日はウン年目の結婚記念日。何か旨いものを食いに行こうということで嫁さんと長谷の以ず美に寿司を食べに行った。

以ず美(寿司)/鎌倉長谷

元々はイタリアンにでも行こうと考えていたのだが、前に見つけた鎌倉の旨い店をいろいろ取り上げている方のブログに長谷の以ず美という寿司屋が紹介されているのを見て、無性に行ってみたくなった。11時頃にダメもとでお昼の食事で入れるか電話をしてみるとテーブル席ならOKとのこと。12時からと言うので江ノ電で早速向かう。

12時ジャストにお店に着くと他の客はまだおらず。店内にはカウンターが8席と4人掛けのテーブル席が2つ。テーブル席だとちょっと残念だと思っていたが、カウンター側が見える壁側に2人が並んで座れるように席を用意してくれていて、心遣いを感じた(写真1)。
電話で聞いていたように基本はおまかせ。きらいなものがないか聞かれるが我々夫婦にはそんなものはない。にぎりの前に少しつまめるものをお願いする。

最初に出てきたのがのれそれ(写真2)。穴子の稚魚で嫁さんは多分初めてだろう。冬に四国から始まって徐々に産地が北上し、今は福島の方までいっているとのこと。次にバイ貝の煮付け。煮汁も旨いので飲んでと勧められる。余分な味付けはなくバイ貝固有のダシが出ていて確かにおいしい。さらにこれも珍しい水だこの卵(写真3)。ここまででも嫁さんを連れてきた甲斐がある。

さてここからいよいよにぎり。6艦ずつ横長の皿に盛られて出てくる。味の薄いものから順に並べているので左から食べていってほしいとのこと。まず一皿目。烏賊に始まり平目、甘鯛、海老、こはだと続く。ご主人が江戸前にこだわっており、一つ一つ丁寧に手をかけているのが伝わってくる(写真4)。甘鯛のネタッとした感じがまたたまらない。醤油がなくても十分なので醤油皿がないことさえ気付かず。
一艦ごとは上品でやや小ぶり。一口で食べるのにちょうど良い大きさ。ネタとシャリのバランスが大事とのこと。

ひょっとしてこれで終わりかと思っていたら二皿目がくる。今度は中トロ、マグロ、鳥貝、赤貝、カステラ玉子(写真5)。マグロは食べ頃をみて2日間熟成。カステラ玉子は海老をすって入れ90分間蒸したもの。奥さんの話ではご主人は仕入れてきてからお店を開くまでずっと仕込みに掛かりきりだという。ちなみにネタは地物ではなく全て築地で仕入れ。地物は安定しないので使わないらしい。
折角なのでもう一皿お願いする。今度は鯵、煮蛤、穴子、鯖など(写真6)。穴子は煮切りの上に塩がパラリと振られいいアクセントになっている。

更に追加でウニとイクラを頼む(写真7,8)。これらはよく海苔を使って軍艦になっているがここは海苔なし。来たことのある人のコメントを読むと海苔の香りを避けてとのこと。先ほどの穴子と同様にウニにも塩がパラリ。ウニの味が引き立って旨い。
ついつい酒もすすみ昼から六歌仙の冷酒を小瓶で2本。今日は他のお客が来るのが遅れたのが幸い、ご主人や奥さんといろいろと話ができたのがまたよかった。嫁さんも大喜びで、いい記念日となった。

写真1写真2 写真3
写真4写真5 写真6
写真7写真8 写真9

以ず美 [ すし ] - Yahoo!グルメ

トラックバック(0)

トラックバックURL:

コメントする

このブログ記事について

このページは、dannaが2007年5月26日 21:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「腰越漁港の生シラス」です。

次のブログ記事は「南部食堂(海鮮丼)/新杉田」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。