「市場食堂」で紹介されていた太田市場の大松。やっと行くことができた。
「市場食堂」という本を見ていて、前々から行ってみたかった大松。太田市場の中にある。お店のHPを見ると「侍だった先祖が、明治維新後に料理屋を始め、その後、神田に青果市場ができた時に市場に食堂を出したのが始まり」とある。なんと、かれこれ100年以上もやっている店である。この日も4代目という元気な名物女将がいた。(ちなみに今回行った大松は支店で、同じ太田市場内にある富士軒が本店。)
とにもかくにも一度食べてみたかった「あなご天丼」を頼む。後で貼り紙をみて、ついついまぐろの刺身付きに変更。出てきた「あなご天丼」は写真の通り。25cmくらいある、りっぱ穴子の天婦羅が2本。みごとに丼からはみ出でていて、中骨を揚げたものまで付いている。これだけドーンと出されると全く気持ちがいい。
脂っこいかと思いきや、意外にあっさり。口に入れるとコロモはサクサク、中の穴子は身の厚みがあり、やわらかくてホクホク。出てきた時には丼が小さめだなと思ったが、実際に食べてみると、この穴子の天婦羅のボリュームとちょうどいいバランスであることが分かる。貼り紙に「江戸前」と書かれているのを女将に尋ねると、金沢八景で獲れたものとのこと。なんでも地震があると獲れなくなるそうだ。先日小さな地震があり、千葉方面では3日間獲れない日があったらしい。ところで後で付けたまぐろの刺身はトロと赤みの組み合わせ。トロはそれこそとろけるようにうまかった。
実はこの店、先日嫁さんと日曜日に来てみて休みで空振り。土曜日はやっているようなので、今度連れてきてやろう。
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■お店HP
http://homepage3.nifty.com/fujiken-daimatsu/
★★★★
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