みちのく
バク走2

いよいよ今日は今回の旅の最終日。
山形で銀山温泉〜あらきそばを堪能したあと、会津方面を目指す。

みちのくバク走2 第4日目 

■起床/道の駅『むらやま」

さすがに4日目ともなると疲れも出始め、今日の起床は7時半。ねむい。
ここは天童の少し北。東京に向かってどんどん南下して行きたいところだが、
せっかく山形にいるので昨年のGWに行った超極太の『あらきそば』になんとしても行きたいという
ダンナさんの提案が通り(久しぶり)、『あらきそば』に早速電話。
おばあちゃんの「11時少し前がらやってるよ」との声でほっと一安心。
さて開店までどうするか。R13を少し北にもどって銀山温泉に向かうことにする。



■銀山温泉

村山からR13を戻り1時間弱で銀山温泉到着。
ここは1456年に銀鉱が発見され江戸時代には公儀山として発展したが1671年には閉山となった銀山が
もとになっている。彗星のごとく現れ消えた日本最大級の銀山。閉山後に温泉街として生まれ変わったらしい。
現在は銀山川をはさんで大正時代の趣を残す木造3階、4階建ての旅館が軒を並べ、風情ある温泉街。

銀山温泉といえば、NHK連続テレビ小説『おしん』の舞台。(おしんの奉公先だそうな)
そして最近ではCMでもおなじみ、外国人の女性が女将をつとめる藤屋旅館でも有名。
はじめて来てみたけどこじんまりとして、期待以上の雰囲気でよかった。
冬には雪の降る温泉街がまた雰囲気良さそうです。

銀山側沿いに風情のある古い木造旅館が立ち並ぶ
名物女将ジニーさん発見!おっかけやっちゃいました。
100円で入れる共同浴場とその内部。
銀山時代に排水・運搬・通路として作られた坑道



銀山温泉で思わずゆっくりしてしまった。いそげあらきそば。
盆休みで混む前にたどり着け〜!


そば街道の看板も見えてきた!



■あらきそば

最上川三難所そば街道14番店の『あらきそば』。去年のGWにつづき2回目。(前回訪問はこちら。)
初代の父親が移設したという、170〜180年前のわらぶきの民家が店になっている。
なんとか11時前についたのですぐ入れた。でも後から後からぞくぞくと客が押し寄せる。
ここの特徴はなんといっても4mmはあろうかという極太そば。
毎朝、二代目が地元産の玄ソバのみを使って自家製粉し、三代目がつなぎなしで蕎麦を打っている。
これまた自家製味噌を使い継ぎ足されてきた汁で煮込まれたニシンもこの店ならでは。
メニューは写真の板そばのうす毛利700円、ニシン味噌煮350円
これで満足しない訳がない。

ところでこの旅の後、たまたま自由が丘の古本屋で『あらきそばの神髄』(里見真三著、文芸春秋)を
見つけてきた。『あらきそば』の歴史、そば作りの取り組みが詳しく語られていて感銘した。
また秋の新そばを食べに是非いってみたいもんです。(ダンナ)

あらきそばの歴史、そば作りの
姿勢が語られている1冊。
そば好きは読んでみるべし。
 



そばに満足した後は、R13でひたすら南下。
今回は米沢を通過して西吾妻スカイバレーを通って会津を目指す。

米沢は時間もなく通過



■西吾妻スカイバレー

西吾妻スカイバレーは名前の通り峠越えの道。海抜1400mの白布峠までひたすら登る。
途中の駐車場に最上川源流の立て札あり。最上川ってこんなところから始まっていたんだ。

<登り/山形県>
途中で最上川源流を眺める
<白布峠>
海抜1400mの白布峠
<下り/福島県>
桧原湖を見つつ下る


■桧原湖

下りの途中で見えていた桧原湖に五色沼というところがあることをガイドブックで知り、
どんなとこか散歩がてら寄ってみる。
立ち寄ったのはその内の柳沼。エメラルド色の本当にきれいな色をしている。


桧原湖から磐梯山を横に見つつさらに山を下る。
そのまままっすぐ次は猪苗代湖を目指していたのだが、おねえちゃんの「喜多方って近くじゃないの?」
の一言で猪苗代湖手前で急きょ向きを西北に変更し、喜多方ラーメンを目指す。



■今日の晩ごはん/喜多方ラーメン

今回は喜多方の人気店の一つ『まこと食堂』へ。
通されたところは普通の家の一室という感じ。おじいちゃん、おばあちゃんの写真までかかってます。
総入れ替え制でまとめて注文を取りにきて、ほぼ一斉に出てくる。
前に座っていた女の子2人組みも言う通り、チャーシューがうすく麺が少しのびがちではあったが
スープはうまかった。全体的には○かな。



■東京へ

喜多方からは高速が混んでいることも考えて、ひたすら下道のR121で南下。
途中大雨の中、ライトもない山道をひた走り、鹿沼ICから東北道に乗る。
事故渋滞もあって途中のパーキングで休み、やわらちゃんの金メダルをラジオでききつつ、東京へ。
本日の走行距離約600km。4日間の総走行距離2200kmのバク沿走でした。

次の旅は秋かな。
ではまったね〜。


今回のバク走はこれで終わり



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