今回の旅の一つの目的地は白神山地。
日本で屋久島とともに世界遺産に登録されている。
ダンナさんが最近JRの駅に張ってあるポスターを見て、行ってみたいということに。
さてどんなとこだろね。
アウトドア生活をすると生活が自然のリズムになってくるね。そんな訳で今日はぱっちり6時に起床。
昨日の晩は遅かったのでよく見えなかったけど、ここは海のすぐ前。
この道の駅付近はいか漁が盛んなのか、いか焼き村という事になっているらしい。
では白神山地に向かってGo!
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まず向かったのは不思議な青い水で有名な十二湖の青池。
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単線のJR五能線と交差しながらR101を南下。途中サルもいました。(写真右)
なお、現在の気温はすでに24℃。こちらも結構暑いもんだ。
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駐車場から散歩がてらテコテコ歩く。約10分でひょっこり出てきた青池!(写真下3枚)
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青池は津軽国定公園『十二湖』を代表する湖?。水深は9m、噂どおりインクをこぼしたような青さ。
なぜなのか未だ理由は究明されていないらしい。
水は透き通っていて、水の中の倒木や魚が泳いでいるのも見える。
透明感と落ち着いた緑と青のコントラストに心が落ち着く。しばらく静かに見ていたい場所である。
早めのスタートで観光客が押し寄せる前に来れてよかった、よかった。
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ここからいよいよ白神ラインを通って世界遺産の白神山地入り。
ちなみに白神山地は青森県〜秋田県にまたがって広がる約13万haのブナの原生林。
この一部が世界遺産として1993年に屋久島とともに登録された。
事前に調べたところ白神ラインは道幅が狭い砂利道が続くとはあったのだが...。
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これが写真で見るより大変な正真正銘の砂利林道。しかもすれ違うのも四苦八苦する狭さ。
知っていたらきっと走らなかっただろうという砂利道ドライブが、この後4時間以上もエンエン続くのである。
これも世界遺産近くということで仕方ないんだろうか...
ルネがよく酔わなかったものだ。感心。
ポコポコと石ころを車に跳ね上げるので、ダンナさんは泣きながら走ってました。砂ぼこりもすごかったぁ。
今回は西海岸側から入ったので特にひどかったけど、
観光バスは白神山地東側から道が少しましに舗装されている中央のビジターセンター止まりなんだろね。
それにしてもここでも出会うのは関東ナンバーばかり。地元の人はやっぱりこんな道通んないよね。
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ドロドロになってしまった車。 トホホ... |
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白神ラインから途中で北に分岐する道に入り、次の目的地『くろくまの滝』を目指す。
途中で通った、その名の通り山肌に青い地層が見える、『青岩展望台』。
すれちがった品川ナンバーのクラウンに1人乗るおじさんに聞くと『くろくまの滝』まではあと5分らしい。
それにしてもこの辺りは一段と道が悪い。ガタガタ、ゴトゴト、ポコポコポンッ(小石の音)。あぁ車が・・・(泣)
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ルネは遠くは見えないよ。 |
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日本の滝100選にもえらばれた高さ85m、幅15mの『くろくまの滝』。
由来はその昔、熊が水浴びをしていたから、という言い伝えがあるが・・・。
滝つぼ付近まで行けてかなり迫力満点。水しぶきもバンバン飛んできてマイナスイオンたっぷり。
深呼吸が気持ちいい!
滝フェチのダンナさんは、しぶきをかぶりながら嬉しそうに写真を撮りまくってました。
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右の写真の赤い人が→ ちっこく見えます。 ![]() |
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白神ラインにもどって更に東に向い、マザーツリーのある津軽峠を目指す。
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←下で傘をさしているのが おねえちゃん。 この小さいブナも→ 成長するんだろね。 |
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地元の人たちから敬愛をこめて『マザーツリー』と呼ばれている母なる木。
津軽峠から茂る草木をかき分け3分ほど歩くとドーンと出てくる。
推定樹齢400年、高さ30m、幹回り約4.7mの大木。
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更に白神ラインを東へ向い『暗門の滝』がある『ビレッジANMON』を目指す。
悪路は相変わらず。山の天気は変わりやすいというが先ほどから雨が降ったり、晴れたり。
ダンナの涙は止まらず。ドゥォーッ!(砂利道でとばせず、平均時速はなんと20km)
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くくーっまだ続く砂利・・・ | まだまだ | まだまだまだ |
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やっとの思いでビレッジANMON到着!14:30。
ここにはレストランもあるということで昼食をとるつもりだったが、この蒸し暑さの中、
暑い車内にルネちんをほっておくわけにもいかず、味噌もちで済ます。
さあ『暗門の滝』へ山道をウォーキングにとスタート地点まで行くとペット入山不可の看板が...
やむなし世界遺産。
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この後は白神山地を東の弘前に抜けるか、西の日本海側に戻るか。
せっかくだから夕陽をみながら温泉に入れる『黄金崎不老ふ死温泉』に行くことに。
白神山地を北に抜け岩木山麓を西に向い再び海側を目指す。
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岩木山麓はとうもろこしの産地らしく、とうもろこし畑が続く。
焼きもろこし販売の看板を目ざとく見つけたおねえちゃんは車を止め、もろこし屋にダッシュ。
嬉しそうに帰ってきて、「昼ごはんはもちだけだったからね。」などと言いながら、
さっそくモグモグやってました。
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おねえちゃん行っちゃった... | ルン♪ | しょうゆ垂らすなよ! |
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海に再び出て、昨日も通っていたR101を南へ進む。
しばらく行くと、昨日は夜で見えなかった千畳敷海岸が出現。
その名の通り広がる平らな岩場とともに大きな奇岩が海に張り出している。
寛政4年(1792年)の大地震で海底が隆起したものらしい。
ちょうど引き潮で、子供達が磯遊びをしている。このあたりは結構こういう奇岩が多いね。
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奇岩登りにチャレンジするダンナ |
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夕暮れ時になんとかたどり着いた、黄金崎不老ふ死温泉。
ここはどのガイドブックを見ても必ずと言っていいほど載っている、海と一体になった露天風呂。
湯は赤色でしょっぱい。風呂は実質的に男風呂になっている混浴風呂と女風呂に分かれている。
みんなデジカメや携帯やらを持ちつつ沈む夕陽を待ち構えながら海に向かって入っているが、
残念ながら今日は雲が出て夕陽は拝めず。
風呂代を払うところは風呂近くにはなく、結構タダ風呂を楽しんでいる旅人も多いかも。
内風呂はホテル内にあり、入浴料600円なり。雰囲気は楽しめました。
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温泉にゆっくりつかった後の楽しみは晩御飯。
海沿いのR101を北側に少し戻り、道沿いの深浦の『広〆』へ。
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↑ うに、あわび、まぐろ、いくら ぶり、ひらめ、いか→ ←さざえ みんな最高! |
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広〆は2件ならんでいた店の一つ。
どちらにするかと悩んだ末、西海岸海鮮料理という看板にだまされたつもりで『広〆』に。
駐車場に車を入れようとしていた時に出てきたカップルの「おいしかったですよ。」の言葉で店に入る決意。
うに丼定食2100円、海鮮ちらし定食1600円、刺身盛り合わせ1100円、さざえつぼ焼き600円
この値段でこの内容。大・大・大・大・大満足。うにも刺身も新鮮でうまい!
大正解の晩御飯でした。
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大満足の晩御飯の後、また海岸線に沿って夜のR101を下って秋田に入り、能代近くの道の駅『みねはま』へ。
今晩はここを寝床とする。
本日の走行距離300km。砂利道中心だったんでこんなもんだな。
ではお休みなさい。Zzzzz〜