ボンジョルノ イタリア!/ イタリア旅行記

第3日目(フィレンツェ)
■ローマのホテルでの朝
  朝起きるとなんと外は雨。これからフィレンツェに移動するのに地下鉄駅までどうするか。
  とりあえず朝食を食べに食堂へ。バイキングスタイルで朝からついつい食べ過ぎる。
  部屋に戻りパソコンで今日のホテルの予約を確認して、いざフィレンツェへ。

窓から外を見ると... 雨だった カエルの傘がカワイイ女の子。
朝食はバイキング。 クロワッサンにハムチー、卵2ヶ。 カフェラテを頼むとこんな感じ。
ネットで本日のホテルを確認。

■いざフィレンツェへ
  ホテルをチェックアウトする頃には雨もほとんどあがっていたのでラッキー。
  地下鉄でテルミニ駅に向かうが、これが実は結構ギリギリで内心焦る(ダンナ)。
  昨日切符を買っておいて大正解である。テルミニ駅ホームでは柱に添え付けられた
  機械に切符を差し込み自分で入札して列車に乗り込む。地球の歩き方によると入札をせずに
  乗り込んでしまうと不正乗車と見なされ、結構罰金をとられるらしい。
  列車はユーロスター。日本で言うと新幹線のようなもの。外観も内側もキレイな列車である。
  座席は予約の仕方がまずく、嫁さんとは向かいあわせ。
  フィレンツェまでの1時間半、ボーっと車窓からの景色を楽しむ。

発車時刻表も以前とは
随分様変わり
切符はこうして自分で入札 ではいざ、ユーロスターに!
何?荷物が持ち上がらない?

どうでもいいけど、
ミーシャのミネラル
気難しそうな隣りのおやじ。 広いウンブリア地方の風景
フィレンツェSMN駅到着

■フィレンツェ着〜ホテル
  フィレンツェに着くと、まずHertsレンタカーに行き日にちの予約を変更。
  元々オートマ車を予約していたのだが、日にちを変更するとマニュアル車しかないとのこと。
  次はホテルへ。本日のホテルはベッキオ橋近くの眺めのよいホテル(のはず)である。
  約15分コロコロ、コロコロと荷物を引っ張ってぶらぶら歩く。

おーい荷物、
ちゃんとついて来なよ。
叶姉妹が泊まったというホテル 右よりの人...
(画面マウスをあてて確認してね)
街中を走るミニバス。 ずらり、単車多し。 三輪車結構見かける。
見えてきた、ポンテベッキオ ハーツのレンタカー前 アルノ川沿いの家々

■本日のホテル
  本日のホテルは『Pitti Palace』
  ここでひと悶着が...。ネット予約ではベッキオ橋近くのホテルを探し、しかも”with viiew”という条件で
  予約を入れていたのでてっきりアルノ川が見渡せるホテルと思い込んでいたのだが、ホテルはアルノ川
  から1本入ったところにあり、アルノ川が見えないのである!
  そのためフロントのおねえちゃんとぐちゃぐちゃと15分程やりあう。
  おねえちゃん曰く、このホテルに”with viiew”という部屋はないとのこと。
  やむなくホテルの中でも最も上フロアのベランダ付きの部屋をもらう。
  やはり海外ではゴネタもん勝ちである。
  部屋そのものは快適。川は見えないものの下の通りは見渡せる。

室内の様子。ベランダが快適。
前ベランダからのView。右の写真はベッキオ宮殿の塔。


  バスルームは白でシンプル。きれい。
  

■ベッキオ橋(ポンテ・ベッキオ)
  ホテルで一段落した後、早速フィレンツェ散策へ。
  まずはホテル前のベッキオ橋を通ってフィレンツェの街中に入る。

  ちなみにベッキオ橋はフィレンツェで最古の橋。現在の橋は洪水で壊れた以前の橋の代わりに
  1345年に作られたもの。15世紀には肉屋が橋の上に軒を連ねていただが、16世紀初めに
  フェルナンド1世が肉屋の代わりに貴金属、宝石商を集め、現在に至っているらしい。

  ベッキオ橋を抜けフィレンツェ街中に入ると、ベッキオ宮やウッフィッツィ美術館、シニョリーア広場
  などがある。

逆さベッキオ橋 ベッキオ橋からアルノ川を臨む
ベッキオ橋を渡る。
こんなに人が多いとは...。
各国からの観光客で大混雑。
橋を渡ったところで目ざとくジェラート屋発見。早速嬉しそうにほおばる嫁さん。
これさえ与えておけばダンナも一安心。

■ドゥオーモ&ジョットの鐘楼
  シニョリーア広場を抜け、今日のポイント、『ドゥオーモ』に向かう。
  このドゥオーモはサンタ・マリア・デル・フィオーレ(花の歳暮寺)とも呼ばれるフィレンツェの象徴。
  13世紀末に建設が始まり、ブルネッレスキが天蓋を架け終わったのは1436年という。
  建物の壁は白、緑、ピンクで彩られているが、これはそれぞれの色の大理石を組み合わせて
  模様を作っており、ホントに驚きである。

  サン・ピエトロ寺院に引き続き、ドゥオーモのクーポラ(天蓋)に登ろうとしたが、
  やたらと人が並んでいたので、隣りに建っている『ジョットの鐘楼』に登る。
  約400段の階段を登りきったところからはドゥオーモを始めフィレンツェの町が見渡せる。

  鐘楼を降りると、今度はドゥオーモの中へ。

シニョリーア広場前の『ヴェッキオ宮』  途中にあったダンテの家』
これがドゥオーモ。
デカイ、綺麗、すばらしい!
これが、ドゥオーモ横の
『ジョットの鐘楼』
ドオゥーモのクーポラに登る列。
これを見てジョットの鐘楼に登る。
約400段の階段をひたすら上る。
これが後で結構足にくるのである。
こんな鐘がドカンと
ジョットの鐘楼の上からの景色。
ドゥオーモ正面から中へ     正面拡大。 建物壁面の模様。
各色の大理石の組み合せ。
内部は質素。それがかえって厳格さを感じさせる。
見事な天蓋の内側 キリストを中心に天国・地獄?が描かれている。
最後の審判のよう。
確か新聖具室? 入り口上のウッチェロ作の時計盤

■ドゥオーモ付属美術館

  ドゥオーモ見学の後は『ドゥオーモ付属美術館』へ。
  ここにもミケランジェロの『ピエタ』が。この『ピエタ』は1550-1553年の作で、元々自分の墓碑にしようと
  したがキリストの足の部分で失敗して放棄。弟子の手に渡り後世に一部手直しされている。
  またこの作品はローマからフィレンツェに移され、ドゥオーモ内部に長い間置かれていたらしい。
  その他にもキリスト教にまつわる数々の素晴らしい作品がある。
  またドゥーモ建設時のものと思われる模型や建設道具があって当時の様子がうかがえ、おもしろい。

アルノルフォ・ディ・カンビオ作
『聖母子像』
    ミケランジェロの『ピエタ』
    大理石なのにこの柔らかさ。
レカ・デッラ・ロビア作
『聖歌隊席
   これ絵ではなく右下のようなモザイク
    この色使いがたまらない。
ドゥオーモ製作時?の木製模型 建設に使われた滑車等の道具

■洗礼堂

  ドゥオーモ横にある『洗礼堂』。
  ここの見所はあのミケランジェロが『天国の扉』とたたえた東側の扉(ただし現在はレプリカ)。
  旧約聖書からの10の場面が描かれているという。

これが天国の扉。
富裕な日本人の寄付で復活!

■ホテルへ

  ドゥオーモ見学で満足した後、ホテルへ戻る。
  今日の晩御飯は、途中の店でワインとピザを買い、ベランダで。
  この後、ジョットの鐘楼の階段が相当きいたのか、二人ともバタリと眠る。

ホテル近くの通りとお店を探索。
「ワインがうまいねぇ〜!」
と、あっという間にできあがる嫁さん。
向かいの家の窓。
お〜ぃ、誰かタバコ忘れてるよ!



旅はまだまだこれから続く...



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