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第2日目(ローマ) |
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■フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)到着
シンガポールを出て約13時間、ようやくイタリアに到着。
空港での入国審査も昨年の米国とは違い、何を聞かれる訳でもなく意外な程あっさり済む。
次はカバンが出てくるのを待つだけ。シンガポール経由だったのでちょっと心配。
ところが落とし穴は別のところにあった!嫁さんがお気に入りのショール(パシュミナとやら?)を
機内に忘れてきたことに気付いたのである。
既に入国後で、今さら引き返すこともできず困っていたところ、バゲッジクレームの周りに
シンガポール航空の現地スタッフ(女性)がいることを発見。ショールの件を相談すると
早速無線でなにやら連絡をつけてくれ、しばらく待っていると男の人が持ってきてくれた。
先程の女性スタッフといい、持ってきてくれた男性スタッフといい、応対が非常に親切。
本当に助かった。
やはり期待を裏切らず、旅では何か起こるのである。
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機内で夜が明ける。
暗闇に昇る陽が美しい。 |
ついに見えてきた、イタリア本土!
Buon giorno Italia!!! |
機内に忘れたショールが見つかる。
お手数かけました... |
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■ローマ・テルミニ駅着
荷物も揃い一件落着した後、空港&ローマ間直通のFS(国鉄)で市内のテルミニ駅へ。
テルミニ駅についたところで、まず明日のフィレンツェ行きの切符を買うことにする。
本にはテルミニの切符売り場はやたらと行列で混んでいると書いてあったが、全くその通り。
この旅行中も何度も実感したことだが、イタリア人は行列に並ぶ事をへとも思わないらしい。
みんな楽しげにしゃべったり、本を読んだりして、ダラダラ時間をつぶしている。
そこで自動販売機での購入にチャレンジ。座席の選び方など多少とまどうが、イタリア語以外にも
フランス語や英語の他6カ国語も選べ、クレジットカードも使えて便利。(もちろん日本語はなし)
次はホテルまでの地下鉄の切符を買わなければ。
確か本に地下鉄の切符は売店(タバッキー)で売っているとあったので、嫁さんが店員に2枚頼む。
1枚0.77ユーロなので2枚で2ユーロ嫁さんに渡してやる。
それを店員に支払うもなんだか様子がおかしい。店員がぐちゃぐちゃ言っている。
何?と思いながらも必死に訴える嫁さん。
店員はシンガポールが何やら言っているようだ。そこでよく見るとユーロと思っていた札が、
シンガポール$だったのである!イタリア最初の赤っ恥。ダンナの財布に昨日のシンガポールでの
お金が混じっていたのであった。後ほど大目玉をくらったのは言うまでもない...トホホ。
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FSでテルミニ駅に到着。
『レオナルドエクスプレス』 |
自販機で明日のフィレンツェ行きの
切符購入にチャレンジ |
今度は売店で地下鉄の切符を購入。
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■ローマ初日のホテル
テルミニから地下鉄A線のオッタヴィアーノ駅で降り、バチカン近くのホテルへ。
今日のホテルは今回のイタリア旅行唯一の★★★★ホテルの『HOTEL ATLANTE GARDEN』
部屋はヨーロッパ調にコンパクトな造りだが、バスルームは白タイルに木の窓があり、
お風呂フェチの我々夫婦にとっては満足度はなかなかというところ。
一息ついて、いざ市内観光へ!
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部屋の中はイタリアンカラーで
シンプル&リッチ。
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カーテンと壁布が同じ柄で統一。 |
重々しい木製扉に感動。 |
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■バチカン美術館
ローマではまずバチカン美術館のミケランジェロ作、システィーナ礼拝堂の『最後の審判』&『天地創造』を
見なくては。
嫁さんは過去2回、長期修復工事や短い閉館時間で振られているとのことで、二人とも気合を入れて行く。
美術館近くのBARでパニーニを買い、ほうばりながら歩いて行くと、壁に美術館への標識も出てきた。
もうすぐそこだ、急げバチカン美術館!
そして美術館を囲む壁の最後のコーナーを曲がると...???
何やら黄色の標識発見。入場は14時半まで、今は15時前、えーっ入場アウト?!
ということで嫁さんの3度目のチャレンジもかなえられないのであった。残念。
(地球の歩き方には書いてなかったぞー!)
そこで気持ちを切り替え横のサン・ピエトロ寺院へ。
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もぐもぐ、腹が減っては戦にならぬ。 |
バチカン美術館を囲む壁にある
美術館への標識。もうすぐだ。 |
えーっ、時間ぎれ?
嫁さん、しばし呆然。
(マウスを看板に合わせてね。) |
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前に見える出口からは人がぞろぞろ
出てくるのに〜。 |
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■サン・ピエトロ寺院
バチカン美術館から向かうと大きな広場が見えてくる。サン・ピエトロ広場である。
横には法王のいる建物もあり、この広場で法王の説法があるらしい。
正面にあるサン・ピエトロ寺院は、中に入るとその荘厳さに圧倒される。
特に1499年〜1500年に巨匠ミケランジェロ23歳の時に製作したという大理石像『ピエタ』には
えもいわれぬ感銘を受けた。
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サン・ピエトロ広場到着。
見えるのがサン・ピエトロ大聖堂 |
右側を見たところ。
写真左の建物に法王がいるらしい。 |
警備の人。
制服はなんとミケランジェロのデザイン。 |
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中に入ったところ |
後陣 |
ベルニーニ作の天蓋 |
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ミケランジェロの『ピエタ像』 |
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歴代の法王の名前一覧 |
素晴らしいクーポラの内側 |
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天井近くの装飾のデザイン、色使いもなんとも美しい。 |
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■クーポラ
サン・ピエトロ寺院の中を一通り見た後、外には何やらまたイタリア人お得意の行列。何...?
クーポラに登るためであった。途中までエレベータで行くのにえらい列が...。1時間待ち?
しかし並んでしまう我々夫婦であった。
登ってみると、爽快な風景が目前に広がり、思わず息を飲む。並んでよかったなぁ。
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えらい列
どこまでいっているのか? |
エレベータを降りたところ。
更に後ろのクーポラ内部を登る。 |
こんな狭いところをトコトコと
人一人でスレスレの壁 |
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上から見たバチカン美術館全景 |
同じくサン・ピエトロ広場 |
ローマ市街の風景 |
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サン・ピエトロ広場に向いた
聖人達の後姿。真中がキリスト。 |
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■フォロ・ロマーノ
サン・ピエトロからバスでコロッセオへ向かう...のだが、誤ってどこか手前で降りてしまったようだ。
うろうろしていると前からカップルが歩いてきた。これがまた親切な2人で丁寧に方向を教えてくれた。
教えられた方向に歩いていくと、先にフォロ・ロマーノに突き当たる。
地球の歩き方によるとフォロ・ロマーノのフォロは『フォーラム』の語源で古代ローマの市民の集会、
裁判、商業活動、政治などの中心であったらしい。
なんにしてもこんなどでかい古代建築が突然現れてビックリである。
現在のフォロ・ロマーノの入場料はなんと無料。10数年前は高かったのに、と嫁さんが感心している。
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へ〜こんな広いのか |
右の建物は元老院が決定を下す
のに使っていたクーリア |
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真中の柱はサトゥルノの神殿 |
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アントニヌスとファウスティーナの神殿 |
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こんなものがよく立って残ってるという
双子神の神殿 |
ティトゥスの凱旋門 |
ヴェスタの巫女の家 |
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■コロッセオ
フォロ・ロマーノを抜け石畳を下っていくと、その先にコロッセオが出てきた。
形はまん丸かと思っていたが楕円形。地下には猛獣などを飼っていた部屋があったらしい。
ALL石作りでこんなものクレーン車もない当時、どうやって作ったのか?
ここまで何もかもデカくなくてもいいだろうという感じ。
とにかくローマ時代の建造物には美しさというよりも、規模の大きさに圧倒される。
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コロッセオへ続く石畳 |
出てきたコロッセオ |
またまた切符売り場の行列 |
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コロッセオ内側 |
地下の造りが見える。 |
最上階から |
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■本日のディナー
コロッセオからはぶらぶらしながらテルミニ駅付近まで歩く。
今日の晩御飯はお気軽に『パスタリート ピッツァリート』で。
ムール貝、ルッコラサラダ、4種類のチーズのピザとパスタをオーダー。味もGood。
ムール貝もこんなたっぷりで7ユーロ程度(確か)。あとのメニューも全て5〜7ユーロ程度と
値段はそこそこなのに、量はたっぷりでうまい。ワインも安くてうまい。
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テルミニ駅に向かってあるく。
イタリアはバイクが多い。 |
『パスタリート ピッツァリート』前で。
もうお腹いっぱいポーズ |
料理はこんな感じ
まだ更にパスタもあり |
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帰りも地下鉄で。
お釣りが出ないと悪名高い
切符自販機に挑戦。 |
こちらの自動改札はこんな感じ。
切符に時間が刻印される。 |
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